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No.11 命の洗濯だよ。 入院八日目
 
No. 11
急性胆管炎、発症から手術、入退院までのちょっと可笑しな体験記
 
2014.7,22  AM5:00
 
一日のスケジュールが出来上がり、割と忙しい。
 
AM 5:00   起床。
   6:00   散歩兼、新聞購読。
   7:00   朝食(食事時間は変則的であり、20分前後ズレが
ある。
   8:00   この時間までにトイレをすませ掃除師弟を待つ
   9:00   狩猟免許試験勉強。
              |
   11:00  二時間程勉強すると厭きて来るので、程々にする。
 
 12:00  昼食
 
PM 1:00  なんとなく昼寝。
   2:00  狩猟免許試験勉強
               |
    5:00  試験勉強終了。
        午前も午後も試験勉強中に見舞客が訪れるので、
    丁度いっぷくできる感じだ。
           夕食前に20分ほど散歩をするが結構な運動量と
   なって
いると思う。別に競ってるわけではないが
   似た人がいる
ので、つい長くなってしまう時がある。
  6:00  夕食
  7:00  プロ野球中継などを見る。
             (BSが見れるのでちょっと救いである。)
  9:00   結局、試合終了後まで見ている気になれずに本を
   
 読んだり日記を書いたりしている。
 10:00  就寝時間前後CTE48(AKB改め病院名の頭より)の検診
        を受け眠りにつく。

 
5時起床は長年習慣となってしまっているようでどうしても
起きてしまう。
顔を洗い身支度して、体操をする。
お茶を飲みながら日記を書いたり、本を読んだりして、
院内起床
時刻6時まで時間をつぶす。
個室状態なので好き放題である。
午前中に来る掃除の師弟をベットの上で待ち構えるのが楽し
みで
ある。
 
 時間つぶしにはテレビでも見てれば良いかと思っていたが
以外とつまらないし、見る物がない。
バラエティーやお笑い物は言うに及ばず、映画、ドラマ、
ドキュメンタリーにしても何だか白々しく面白くない。
NHKのニュースも特報でもない限りは一日同じ映像を使い
回しているしな。
 
入院中という特異な精神状態であるからだろうか?
 
が我思うに、何にしても贅沢な時が流れていると思う。
 
この日の午後、補聴器を付けた年配の方が入室した。
 
                つづく





 
author:蘇庵, category:胆管結石、胆管炎, 18:55
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No.10  ちょっと里心が…。 入院七日目
 
No. 10
急性胆管炎、発症から手術、入退院までのちょっと可笑しな体験記
 
2014.7.21  AM 10:00
 
10時過ぎ掃除の師匠(オバさん)がやって来た。
今日はひとりで、ゴミの回収だけである。
 
「相棒(オネエさん)はどうしたの?」と聞くと
 
「休みなの。」と、嬉しそうに答えた。
 
先週は師匠も、弟子もさぞかし疲れたろうな。
 
「オーイ、オーイ。」
 
疲れを知らないのがオーイおじさんである。
「オーイ。」の他にも何か叫ぶ時もあるが、よくは聞き取
れない。
 
  最近夜よりも昼間の方が叫ぶ回数が多くなっている。
 それに居場所がだんだん遠くなっている気がするのだが。
 パターンが変わったのか、何か対策がとられたのか
 
 見舞いに訪れた人たちも少々逸脱したあの叫び声には一様に
驚き、気の毒がってくれる。が初日の夢、三途の川の話をす
ると、皆さんそういう事ならばと微笑んでくれる。
 
入院も一週間、体調はすこぶる良好でパジャマさえ着ていな
ければ見舞客と一緒にエレベーターに乗ってしまいそうである。
ちょっと、里心がついてきたか。
 
なるほど、このピエロパジャマには意味があるんだな
 
                 つづく

    
 

 
author:蘇庵, category:胆管結石、胆管炎, 19:04
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No. 9 只今狩猟免許試験の勉強中 。 入院六日目

No. 9
急性胆管炎、発症から手術、入退院までのちょっと可笑しな体験記
 
2014.7.20

 ほぼ毎日が経過観察状態なので本来ならとっくに
退屈している筈なのだが。
ほれ! この通り抜け目が無い。

入院支度のバックの中に忍ばせて置いた狩猟免許取得
のための教科書と問題集。(銃猟ではなくわな猟の免許
を取るつもりである。)
 
長い間、馬を飼い、牛を飼い、山に篭っていた時期も
あったので動物とのやり取りはお手の物である。
農作物を作るようになって被害の甚大さに、人任せには
できないと思った。
が普段は仕事も忙しく、夜になれば一杯飲んでしまうので
なかなか勉強も進まない所であった。
何が災いし、何が幸いするのかは分からない物である。
四人部屋の病室も貸切状態がつづいており、空調も
バッチリ( 動かないので寒いぐらいだ。)三食昼寝付きで
リゾート気分を満喫。
 
午前午後二時間程勉強し飽きてきた頃に、AKB48ばりの
看護師さんが検診に来てくれるのでそれも楽しみである。
難を言うならこのピエロ服のようなパジャマ(病院貸出し用)
は早く脱ぎたかったが
 
朝一番に散歩をし、新聞を読み、朝食となり、そうじの師弟
がやって来て、試験勉強、AKB48が登場し、昼食となり、
ちょっと昼寝をして試験勉強、運動がてらに散歩をして、
単子本など読んでる間に夕食となり、野球中継なんぞ見てると、
再びAKB48が登場しアレよと言う間に一日が過ぎてしまう。
 
中々贅沢な入院生活である。
 
                 つづく




 
author:蘇庵, category:胆管結石、胆管炎, 17:20
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No. 8 掃除のオバさんとオネエさん。 入院五日目

No. 8
急性胆管炎、発症から手術、入退院までのちょっと可笑しな体験記
 
2014.7.19  AM 8:45
 
毎朝9時前にやって来るのが掃除のオバさんとオネエ
さんである。師弟関係にあるのかは定かではないが、
入院初日から毎日笑わせてもらえるので楽しみにしている。
 
師匠のオバさんは70才ぐらいであろうか。小柄て゛
細身だが、立ち居振る舞いがベテランの域である。
弟子のオネェさんは40才前ぐらいか、小太りでお尻
の大きいブラジル人かな?。どう見ても聞いていても、
その日が初出勤のようであった。私もまだ絶対安静と
言われベットでジッとしていたから、ふたりのやり取りが
良く聞こえたのである。
 
「あー!、ダメダメ。」
 
「違う!、違う!。」
 
「このモップはトイレ用で、これは病室用なの。」
 
悲鳴に近い師匠の声が小さく響き渡る。
 
「トイレットペーパーの先は三角に折っておくのよ。」
「判りましたか?。」とやさしく諭すが。
 
ワタシ、コトバ、ワカラナイ。」と弟子が答える。
 
笑いをコラえるのが大変だった。
後でトイレに入ったらトイレットペーパーの先は
台形に折られていた。
 
翌日の朝も全く同じやり取りだったので可笑しかった。
弟子のオネエさんもそれなりに一生懸命やっているの
だろう。
師匠のオバさんも言葉を選び選び教えているんだが、
どうも二度手間仕事になっているようである。
 
何時も私が居るので教え方に気兼ねしているのかも
しれないと思い、テンもいなくなって身軽になった事
だし用もないがディルームへ行くことにした。
師匠とすれ違いざまに「先生も大変ですね。」と言うと
「いえ、いえ。」と恥ずかしそうにしていたが、
「違うの、そのモップは外用なのよ。」と再び小さく
叫んだ。
ガタン、パタンとなかなか荒々しいモップがけである。
 
やっぱり今日は徹底的に仕込んでもらおう。もう少し
楽しみたかったがディルームへとそそくさと退散した。
 
今朝は、念願の真っさら新聞を隅から隅まで読んで
しまったのでディルームでの楽しみは今は無い。
そうだ、点滴が外れてシャワーの許可が出ていたっけ。
予約表を見ると丁度今開いている、病室番号と名前を
記入しすぐに部屋に戻る。
すると、何時もより大きな声で師匠が指導していた。
 
着替えとシャンプーを持ってシャワー室へ向かう。
年甲斐も無く長髪なので早く髪の毛を洗いたかった。
全身くまなく洗い流し久しぶりにサッパリした。
 
鼻歌交じりで部屋に戻ると、おっ! 床がぺトペト
しないぞ。トイレをのぞくとペーパーはちょっと長いが
しっかり三角形になっている。
オネエさん、見事会得したようである。
思わず拍手。パチパチ
 
意外とアキナイ入院生活である。
 
                つづく









 
author:蘇庵, category:胆管結石、胆管炎, 17:22
comments(0), trackbacks(0), pookmark
No. 7 テンと張り込み。 入院四日目
 
No. 7
急性胆管炎、発症から手術、入退院までのちょっと可笑しな体験記
 
2014.7.18  AM 5:00
 
普段から生乳の仕入れなどで朝五時前には起きているので
 どうしても目が覚めてしまう。
未だ( オーイおじさんのお蔭か。) 四人部屋を一人で
使っているので、起床時間前に起きだしては本を読んだり
体操をしたりしている。
 
起床時間の六時になると待ってましたとばかりテンを連れ
て散歩に出掛ける。
相変わらず出来の悪い相棒だが、返って愛着がわくという
ものだ。と言うのも昨日の散歩時、テンの性格が読み切れて
いなかったので直ぐに体力を消耗しディルームで休憩する
羽目となった。やっぱり交換してもらうかなと思っていたら
自動販売機の横に本と一緒に新聞が置いてある。中日新聞、
しかも広告入りで。
「やった! 楽しみが一つ増えた。」
外界と遮断されたこの場所で信じられる唯一の身近な情報源
である。大袈裟と思うかもしれないが、入院とはそういう
ものである。
テレビや携帯のiモードでいくらでも最新情報は得られるが、
そういう問題ではないのだ。
 
で、この新聞が何時、誰がこの場所に運んでくるのかが問題
であった。新聞屋さんが配達しているとは思えないので、
テンと散歩のふりをして張り込みをすることにしたのだ。
このデイルームとエレベーターの間には空間があり、ぐるり
と一周できるようになっている。配達人は必ずエレベーター
を使って上がってくるはずなので、この約150mの円周を
散歩していればきっと行き会うはずだ。
 
「あっ! テンの様子がおかしい。」
 
しまった点滴の残りが少ない、戻らないと看護師さんに
怒られるな。検温とかもやってないし、たしか採血をする
って言ってたな。
 
AM6:15
 
張り込み開始から15分、職員用エレベーターのドアが
開いた。
手には何部もの新聞をかかえた若い守衛さんが足早に
ディルームへと向かう。
やった、(犯人は?)守衛さんだったのか、急いで後を追う
テンの動きが悪い。しかも点滴は空に近く、慌てたせい
か血が逆流している。

真っ新な、角の揃った新聞が読みたかった。
残念だが今回はあきらめるしかない。
 
カラカラ、トボトボと部屋に引き返すと、看護師さんが
 仁王立ちで待っていた。
 
 採血を終えると。
 「午後からエコー検査があるので昼食はありません。」
 とちょっと冷たく告げられた。
 
 午後、車いすに乗せられて一階のエコー検査室へ向かう。
何日かぶりで六階の病棟を離れ地上へと戻る。外へ出た
わけではないが外界の熱気があふれ返っていた。
 
 夕刻、担当のS医師がやって来てエコー検査は異常なく
血液検査の数値もかなり改善してきたと告げられる。
入院時の数値を比較すると驚くほどの違いがあり、N医師が
慌てて紹介状を書いてくれたのもうなずけるところである。
 
「これなら、点滴を止めても良いでしょう。無くなり次第
 外すことにします。」
 
 なんと今朝は楽しく一緒に張り込みをしたというのに、
 テンとはもうお別れなのか
 
 PM10:00
 
  消灯間際、テンは空になった。
看護師さんが手際よく針を抜くと、すっと軽くなった。
 
 「さよなら、テン。」
 
あー、やっと足かせが外れた。
 
動物的な開放感が全身に伝わるな。
 
「おー、自由だ。」
 
思わずつぶやいてしまった蘇庵であった。

                つづく

 
                    
 
 
author:蘇庵, category:胆管結石、胆管炎, 18:21
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