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- ツバメ
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2009.04.29 Wednesdayジョウビタキが旅立ってから暫く、庭はスス゛メたちの天下だったたまに遊びに来ていた山バトやセキレイ、ムクドリなども影を潜めた
線を引くように飛び交い、縄張りを誇示するかのように軌道をたどる帰ってきたぞーと自慢げだ。
毎年の事ながら家のあちこちに巣を作る
若いカップルは建て方に意見が合わないのか ギャーギャー鳴き叫ぶ、なかなかやかましいどうやら蘇製造室のすぐ外に決めたようだ今年は記録UPして、出来の悪い巣は笑ってやろうははは
- 蘇庵の 蘇 蘇蜜
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2009.04.25 Saturday蘇とは 1200年以上前の日本独自の乳製品です。
地元、掛川の酪農家さんから毎朝搾りたての質の良い生乳をその日に製造する量だけ仕入れ、一日かけ焦がさぬようじっくりと煮つめ練り上げていきます。
添加物は一切使用しませんので、生乳そのものがギュッと濃縮され、ごまかしようのない乳製品です。
あまりにも正直な味ですので、化学調味料、添加物にならされた現代人には物足りないかもしれませんが一度は食べてみたい逸品です。蘇蜜とは 平安時代、藤原道長が糖尿病治療の為にカラカラに乾いた蘇をけずり、蜂蜜を混ぜ込み少量を服用していたそうで、主に薬餌として使用していたようです。
蘇庵では、蘇に国産のアカシア蜂蜜を練り込み掛川産の抹茶、クラッシュピーナッツ等を合わせ
お子様からお年寄りまで安心して召し上がれるよう作り上げました
蘇蜜に使用する蘇は、ジャージィー乳を使用しております
もっちりとした食感、やわらかな甘味がゆっくりと溶け出しきえてゆく、後には爽やかな牛乳の余韻がのこりまさに、時空を超えた蘇庵オリジナルの乳製品です。地産地消にこだわり、安心安全を心がけていますおかげ様でこの度掛川城下、 "こだわりっぱ "で販売することとなりました。完全手作りの為、数に限りがございますので売り切れのさいはご容赦くださいませ蘇庵
- 草食男子 増殖中?
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2009.04.21 Tuesday草食系男子が増えているらしいが....
酪農場フリーストール、放牧牛たちを観察していると草食動物なのに、弱肉強食の世界だ
馬などもそうだが、群れで生活していると必ずボス(親分)が決まり、サブ(側近)が付いている
食事の時は、格下の奴らを追い払い、美味しい所だけ先に食べてしまう。
たまに、刃向かう新参者がいるが、サブにかるくあしらわれてしまう。それを見ていた格下の牛たちが、寄ってたかってその新参者をボコボコにし、新たに位順を付ける。ケガ、病気だろうと容赦はしない、弱い奴は排除しようとさえする。
自然界では生き延びる為の処世術なのだろうが、家畜改良されたといえしっかり DNA 残ってるんだな
ちなみに、酪農ですから、メスの世界です
同じ草食動物でも羊にはボスらしいボスはいない
キケンを察するとみんなで逃げ回る。たまたま先頭になった奴が誘導係となり ( しまった、どうすりゃいいんだ みたいな...)右往左往しながら入れ替わったりする。海のイワシの群れみたいなもんだな ^^
さて、私の若い頃といえば、肉食獣のオスだったよ みんな今は、かれー臭ただよう 乾草男子 かなははは
- 求む! 古代牛 乳成分
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2009.04.19 Sunday本日、4/19 飼育の日だそうだ、知ってた ?
さて、前回のつづきです。古代史料のひとつ、「令義解」の厩牧令によると四月上旬より十一月までは青草を、冬の間は乾草を飼料として与え泌乳期間は、日に豆二升と稲二把をあたえるように定められていたようである。ちなみに、古代尺貫法によると一升は四合一把とは四つかみ一束とは十把一束の稲から3Kgの米が採れたらしい米換算で豆が 600g稲(米) 600gとなった。古代牛の体重が300Kgとしたらはたして、乳成分が算出できるだろうか泌乳ステージ等難しく考えなくてもいいんだが...補足資料として古代畜牛の搾乳量と飼料給与法典薬寮の乳牛院(800年代)で飼育した乳牛から搾乳した量について,『典薬寮式』によれば,7頭の乳牛から毎日大升で3升1合5勺を搾乳した,とあるので,乳牛1頭当たり大升で4,5合搾乳したことになる。そして,「乳牛7頭の秣料は,米,大豆各日1斗4升,すなわち1頭当たり2升」とあって,乳牛院で飼われた搾乳用の牛の1日当たり給与量は,米2升,大豆2升であった。これは毎月宮内省に請求して受け取っている。また,乳牛7頭,犢7頭の年料として,山城国と丹波国から進ぜられた乾蒭が当てられていた。『厩牧寮(くもくりょう)』には,「その乳牛には豆2升,稲2把を給へ。乳を取る日給へ。」とあって,搾乳期間中1日1頭当たり豆2升,稲2把が与えられる規定になっていた。
余談にわたるが,乳牛は味原牧で飼われ,牝牛の生産した牡牛は薬園の耕作に当て,また父牛とすること,味原牛牧の死牛の皮は,売って寮の修理用に用い,売却した価は年終帳に記載して申告すること,などが典薬式に記されている。よろしくお願いします
- 蘇 古代牛 prat2
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2009.04.15 Wednesday「類聚三代格」、「政治要略」によると古代牛の飼育年数は 19年程であったらしい泌乳年数( 出産年数 )が 10年以上は当たり前で20年に達する牛もいたらしい
現代はどうだろう、ホルスタイン種が主だし経済効率を考えると、3産、4産ぐらいで回転(廃用)かな(以前働いていた農場で、10産目のF1を取り上げた事がある。
乳質は悪く三本乳でその年に廃用にしたのだけれど実に種付きが良く、空胎期間も短かったな。余談 ^^ )さて、昭和二十年代のホルスタイン種の全固形分は11%にすぎなかった、脂肪分も蛋白も3%にも満たなかったようだ飼料事情もあるだろうが、千年前の和牛であれば全固形10%以下というのもうなずける。すなわち、十分の一濃縮は可能だろうと推測されるな飼料から、乳成分値を割りだせるだろうか古代牛のメニューが、どこかの本草書に書いてあったなそれでは、また調べてみます
- 蘇 古代牛
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2009.04.13 Monday現在日本で生存する古代牛の末裔は天然記念物にも指定されている 山口県の「見島牛」か鹿児島の「口之島牛」だろうか。
特に、肩がはり、お尻が小さく、お腹にかけて白い斑紋があるのはトカラ牛ともよばれた口之島牛に非常によく似ている孤島に生息するが故に、遺された貴重な牛である(この牛の繁殖を手懸けようと父親を残し、トカラ列島のひとつから修行に出てきた女性がいたが、今どうしているかな...)さて蘇庵としては、この牛の生乳を使って蘇を作ってみたいとは思うがちと、無理かいずれ鍋背負って行って見たいと思う。せめて乳成分だけでも知りたいと、調べてはいるが見つからないものだ奈良、平安時代と長きに続いたミルク文化の象徴でもあった蘇の実態を解き明かす為にも必要なんだがな延喜式 による 蘇の製法は、もう皆さんお馴染みになりましたね「乳大一斗ヲ煎り、蘇大一升ヲ得ル」なぞなぞめいたこの不親切なレシピは、高名な学者先生たちを困らせた。 現在、高品種に改良されたホルスタインの乳は全固形分量 13%を上回る為、十分の一に濃縮するのは物理的に不可能だからだしかし、煎人 蘇庵は そんなのかんけーねー とただ ひたすら 作るだけだったが....次回は、古代乳をもう少し煮詰めていきたいと思いますははは
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