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- 蘇蜜
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2008.11.26 Wednesday連休中、しばちゃん牧場での蘇蜜完売致しました。
ありがとうございました。
とりあえず、蘇蜜生キャラメルで販売開始しましたが
販売員さん、説明、対応が大変だったようです。
砂糖入ってないし、キャラメレーゼしてないもんな
生ミルキーが一番近いとおもったけど
商標の問題がありますからね
生ミルキー、不二家さんがすでに試験販売のようなことをしているよう
です。来年二月より大々的に売り出すそうです
製法も価値観も違う所にある蘇ですから
便乗商法しなくてもいいんですが...
何かいいネーミングないかな
とりあえず今週末は " 蘇蜜 " でいきますよ
また、よろしくお願いします。
- 蘇蜜生キャラメル
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2008.11.20 Thursday
キャラメル定義から少し離れていますけど
一番近い表現かな
蘇に、国産の蜂蜜を練りこんだものです
生乳本来の風味を残し
ベタつかずスッキリとした甘味は、いくつでも食べられます
もっちりした食感のミルキー
蘇蜜生ミルキーの方がいいかな
ジャージー乳でないとこの食感は生まれませんでした
と、言う事で今週末連休から、しばちゃんちのジャージィ牧場で
売り出す事になりました
よろしくお願いします
- 蘇蜜
- 糖尿病の日
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2008.11.15 Saturday11月14日は糖尿病の日ということで
以前にも藤原道長が糖尿病だったと書きましたが
世間の見解は様々なようで
蘇蜜を食べ過ぎて患ったんではないかと...
私が調べた所では、道長は
「金光明最勝王経 」の
"訶梨勒ハ薬中ノ王 、酥(蘇)蜜沙糖ハコレニ次ギ、
ヨク衆病ヲ療ス " を信じ
蘇と蜜を練りこんだものを服用、常用し治療に専念したと
いうことである
が、医学的に蜜はどーだったんだろうか
当時の、医学書、医心方には、蘇は万能薬であったような
記述はあるが
単に、甘いものが止められず
いい訳であったのか、定かではない
日本史的には、道長が糖尿病第一号患者ということらしいが
そんな、禁断の蘇蜜を、
蘇庵は、最近作り始め 、蜜売しています
なんでも、そうですが、 はんざつ ではなく
ほどほどであれば
百薬の長でしょう
ははは...
- 抜いたとたんに悲鳴があがりました
- とひ゛っきり蘇庵 おすすめのお店
- さて、前前回のつづきです
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2008.11.11 Tuesday平城京長屋王邸跡より出土した木簡の中に
" 牛乳煎人一口 米七合五夕 受稲万呂 "
蘇を作った稲万呂という人に
ご褒美として米を分け与えたという書き付けらしい
貢蘇( 税 )品を持参して、ご褒美をもらえる訳が
ないので、
おそらく腕のいい煎り人(蘇作り人) を雇い、乳牛院の厨房で
作らせたのであろう
そう、この特別な蘇こそが、朝廷用の御膳に上がる
蘇であったのではないか
そして蘇庵が、今目指しているものが、これである。
延喜式よる、十分の一濃縮での蘇は、遠い牧からの
運搬では、カラカラに干からびていたであろう
薬として加工したか、位の低い官人に分け与えたか
保存性に優れていたではあろうが
御膳に、宴に、供されたとはとても思えない
"古代の蘇 "である.....
そして、蘇庵が着目したのは、濃縮率により格差があり、
水分量が多いほど、位が上だと...
( 水分量と、乳脂肪分の微妙な関係が蘇作りには
影響しているんです。 )
現在、冷蔵機器の発達により保存性よりも
旨さが、先んじるか...
そんなことより、お里( 何処産 )が知りたい ?
現状は、悲しいよね
票集めの政策も虚しいかー
あっ、逸れてきたので今宵はここまで
ははは..
- 明日、11月11日は "チーズの日 " だそうです
- 岡林信康のツバメという歌を思い出してしまった
- 歴史、学術的見地から、
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2008.11.05 Wednesday蘇をお求めのお客様
"古代の蘇 " と 御注文下さい。
現在蘇庵では、朝廷献上用 蘇の製作に
没頭しております....
当初、蘇庵では、蘇の再現ということで
延喜式の命に従い
濃縮率の高い、保存性のよい蘇を
なんとか形よく作ってまいりました
初めて食べたときは大変感動し、
甘味、塩味、温かな懐かしい味
麻呂味とはこーいうものかな
玄妙極まりない
後ろ髪か゛逆立ち、古代の風が吹き抜けたような
衝撃を受けました
私は、大変な物を作ってしまったという
自我自賛 、鳥肌ものー
でしたが
翌日に、また食べたいとは思わなかったのです
よくよく分析してみると、
保存性重視の濃縮率ですので、濃厚なんですが
なんだかハ゜サ付いて、メイラード反応を通り越して
焦げ臭い、乳糖のザラ付きも気になる
一度食べたら、
当分、いいかなー が 正直なところでした
はたして、これを、朝廷に献上したのだろうかと
回らぬ首を傾げた訳です....
次回、朝廷と仕官との蘇の格差について
蘇庵、新説を、煎り人の立場から
徒然したいと思います
ははは...