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- No.14 人それぞれ...。 入院十一日目
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2014.09.27 Saturday
No. 14
急性胆管炎、発症から手術、入退院までのちょっと可笑しな体験記
2014.7,25
明日退院と正式に決まった。
さて、ずっと気になっていたのが病棟下四階にせり出した
この一角。
芝生の幅が違い、周りには玉石(直径10Cm以上)
が敷き詰められていて、夜はライトアップされている。
何人もの看護師さんに聞いてもそれがなんなのか知る者は
いない。「知ってる人がいたら聞いておきますね。」と可愛
らしくCTE48たちは言っていたが、未だ正体不明である。
皆忙しいのだろうができれば明日までに、退院前には知り
たいものである。
検査入院で一泊された方は昨日の朝に退院された。
皆に挨拶して回っていたその時、オーイおじさんが叫んだ。
「オーイ、オーイ。」
廊下の向こう側に目をやり、ため息をつくと何か言いたそう
であった。が同室の皆は気にするそぶりも見せないので、
合点がいかないのか、首を傾げると不思議そうにそそくさと
病室を後にした。
病室内は三人となったが、病名が皆違うので担当の医師も
違えば担当の看護師さんも違う、午前中から家族が見舞い
看護に来たり、午後は見舞客がそれぞれに来るので一日中
人の出入りが絶えず大賑わいである。
三日前までの静けさがウソのようだな。
病気も入院も本当はウソであって欲しかった。
時は、皆平等に過ぎていくのに生き方はそれぞれである。
どうせなら正面向いて突っ走り倒れたいと思っていたが、
今回の事を機に振り向いたり悔んだりしている。
まぁ、いい歳になって来たんだから少し休憩しろよと言う事
であろう。
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