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No. 1 発症 初日
No.1
急性胆管炎、発症から手術、入退院までのちょっと可笑しな体験記。

 
2014.7.12 ()
 
5時起床、この日朝一番の小便は茶色く濁っていた。
  このところ休みなく働いていたし、時間があれば趣味の
家庭菜園 
( 借りている土地だが、家庭菜園にしてはちょっと
広い二百坪ぐらいはあろうか。有機、無農薬栽培にこだわり、
なおかつ鍬一本で耕している。
)

に勤しんでいたから疲れが溜まったのかなと思っていた。
 
 お茶を一杯飲んで、急いで牛の飼い付けに出かける。
 ( 袋井の家畜市場で預かりの牛があると、土日祝日の朝夕に
エサくれの仕事を引き受けているのである。
)

今週は素牛、乳牛と合わせて20頭以上はいるので、ちょっと
大変だ。

特に今日は身体が重い感じがする。
 
 さてお次は、蘇庵として生乳の仕入れに掛川に戻る。
しばちゃんちのジャージー牧場に行くのだが、搾り立ての生乳
を使いたいので搾乳時間に間に合うように調整するのが毎度
一苦労である。

 
 730分、自宅に戻り製造室に入る。
今日は「蘇糖」製造だけなので午前中には終わる楽な仕事だ。
と思っていたのだが

どうも、ダルイ、眠い、気分が悪い。製造室の室温はすでに
35℃を超えているがこの時期は何時もの暑さなので驚く事でも
無い、もしかして熱中症かしら。

なんとか作り終え、早めの昼食となった。
 
 12時頃、食欲もなかったが朝も食べなかったので無理して
何とか流し込んだ。

昼寝でもするかと立ち上がると、背中が急に熱く痛くなった。
筋肉痛とも打撲とも違う異様な痛みだ。とりあえす゛ベットに
横になると今度はお腹が痛み出す。背中から前へと痛みが移動
した感じだ。

 
 この腹痛は、間違いなく2年前に一回、3年前二回経験した
あの痛みと同じだ。

三回とも半日我慢したが耐え切れず、救急病院へ行った。
痛み止の点滴をするもあまり効果がなく激しい痛みにのた打ち
回り、うーん、うーんと唸っていた。ならばと座薬を入れ暫く
すると「あれ、あれ
!?」ウソのように痛みが消え、何事も無か
った様に帰宅した。

後日掛かり付け医のN医院でエコー検査をするも原因が特定でき
なかったのだが

 
 そうだ、救急病院でお土産もらった座薬が冷蔵庫に入って
いたっけ。きっとまた半日もすれば良くなるはずだ、早速座薬を
入れ激しい痛みと格闘する。

夕刻までに何とかしないと牛飼いができない。
家畜を生かすも殺すも人間の都合次第だ、まぁ一日食べなくたって
死にはしないが、預かりの牛なのでほっとくわけにはいかない。

無理なら代わりを頼むしかないがー。
 
 3時間ほどすると少し痛みが和らいだ。
少し早いがエサくれに行くことにした。
今日に限って頭数が多い。
ふらふらだったが何とかやり遂げた。
が、ヘタリと座り込んでしまった。痛みが増し、熱が出てきた
ようだ。

 救急車を呼ぶことも考えたが、とりあえず女房にデンワをした。
M医院が17時から診療受付をするらしい。
袋井と掛川の境だから
10分もすれば着くはずだ。
「最後の力を振り絞り。」とはこのことだな。
車に乗ると少しシャッキリした、良しこれなら行ける。
太ももをつねったり、大声を出したりして痛みをごまかそうと
したが無駄な抵抗だった。

 
 1650分 M医院に到着する。
一番乗りだったのだが、ほうほうの体だったので受付は二番目に
なってしまった。

待合室の長椅子に崩れるように座る。
 
 懐かしいな、小学校の木造校舎のようなレトロ感がある病院だ。
実に愛想のない待合室は変わっていない、市の文化遺産登録に
推薦したいぐらいだ。

ここへ来るのも15年ぶりぐらいだろうか、落馬して肘にヒビが入り、
今時こんなに石膏をてんこ盛りにするのかと驚いた記憶がある。

あの時診てくれたのはやさしいおじいちゃん先生だった。
もう代替わりしているのだろうなと思っていた...。
 
 こんなことでも考えてみないと気を失いそうだった。
椅子のはじっこを握りしめ耐える事10分、第二診察室に通されるが
先生は来ない。

先の一番の患者さんと労災の話をしているようだ。
「早くしてくれ! 」と小さく叫んでみた。
かすかに聞こえる話し声に聞く耳立てながら診察台の上で転がり
回っている。

「あっ! 、あのやさしい声は紛れもなくおじいちゃん先生だ。」
まだ、ご健在で現役なのか...
ちょっと複雑に心配になってきた。
そんな、ところに登場したのは、紛れもない、

やはり、もっとおじいちゃんになっている先生であった
 
「どうしましたか? 」の優しい声を、さえぎるように一気に今日の
出来事を話した。そして、涙目で早く何とかしてほしいと頼んだ。
「とにかく痛み止の点滴をしましょう。」
「その前に、おしっこは出ますか
?

とたずねられる。
「出なければ無理に出さなくともいいですよ。」とやさしく悠長に
問われるが。

 何でも出しますから早く点滴してくださいと懇願する。
ほんの少し出た小便は、赤黒かった。
それを見たおじいちゃん先生は「石かもしれないね。」とつぶやいた。
 
 離れの病棟に入ると早速点滴をするが、30分たっても痛みはひかない。
それではとおじいちゃん先生、点滴の袋をゆすり始めた。
「早く効くようになりますよ。」と笑っている。
本気か? ホンマかいなと思っていたら。
あれま
! だいぶ和らいできた。

楽になったよと告げると、
「あまり早く入れると身体に悪いから、少し眠るといいよ。」
と言われた。

いゃ、今早く入れたでしょうとツッコもうとしたら
お腹を触り始めた。

「胆のうが腫れてるかな?、肝臓も少し膨らんでるね。」と言う。
あとで薬を出しておきましょうといって、去って行った。

超音波検査とかしないのか? 、もしかして 無い のか?
 
 とにかく痛みはだいぶ治まった、この調子なら前回と同じように
治るだろうと思っていた

点滴が終わり一時間ほど眠ったようだ、少しふわふわするが昼間の
事を思えば楽なものである。


 痛み止と、ウルソ錠をお土産にだしてもらった。
ウルソって肝機能改善の為によく牛に飲ましていたが人間にも
効くんだ、なんてつまらぬことを考えていたら昔の看護婦さんが、
「お酒をやめて規則ダダしい生活を送れば治りますよ。」
と笑って言った。

「こんな苦しい思いをするぐらいなら酒は止めますよ。」
と微笑み返してみたが

酒のせいなのか、胆石なのか、肝硬変なのか。
結局、ひーおじいちゃん先生は病名はハッキリとは言ってなかったよな。

 2030分 帰宅する。
 
 痛みは和らいだもののどうも熱っぽい、体温を測ってみると38
もある。

粥を一口食べ、薬を飲んでベットにもぐり込む。

長い一日だった。

何時ものように、前回の時のように明日には治っているだろうと
思っていた、願っていた。


が、それはまだ序章に過ぎなかったのである...。
 
                          つづく

 
author:蘇庵, category:胆管結石、胆管炎, 19:21
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