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蘇の六 蘇庵の蘇
 
 
 蘇を作り始めた当初は何とか十分の一の濃縮に近づくよう工夫を
凝らすが、八分の一程度がやっとであった。市販のローファット乳、
成分調整乳を使ってみたり、
わざわざ水を加え成分を薄めてから
濃縮
した事さえもあったが、結果は
鍋と同化したコゲだかミソだか
分からん様な
物であり正直言って美味い物ではなかったのである。
果してこんな物を口の奢った朝廷や高官、貴族たちが喜んで食べた
のであろうか...。
 
「生蘇」の存在を認識するまで、長い道のりをたどった。修行と思えば足りない
ぐらいの
回り道であったが、すでに何百キロという牛乳を謎の物体へと変えていた。
そして「蘇の五」までのような経緯があり「精蘇」から「生蘇」への再現と
移行して行ったのである。
 
 朝廷はもちろん売れっ子作家の紫式部、古代セレブたちの舌を魅了させたであろう
「生蘇」の実態とは何か、腕の良い煎り人を雇い入れ作らせた「蘇」とは如何なる物
であったのか。残念ながらその製造法は、
詳細には記されてはいない。

が賢明な煎り人であれば
その姿は見えてくるはずである。 
 

「蘇庵の蘇」とは新鮮な生乳を
使い、焦がすことなく姿は乳白色にて、

滑らかで香りよく、甘み、塩みは
強すぎず、濃厚なれど繊細で、

淡味にして滋味である。

使う乳の特性を生かし、固すぎず柔らかすぎず

噛みほどける煎り合いが
絶妙であれば至極の蘇と呼ぶに値する物なり...。



 次回は、唯一の材料である原乳をテーマに書き下ろしたいと思います。
author:蘇庵, category:蘇のシリーズ 製造編, 21:29
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